築50年以上のURの賃貸住宅に引っ越した。
入居後に気がついたことを自分のためにまとめておく。
部屋の概要
少しリフォームした3K。和室2、洋室1(和室を洋室に転換)、キッチン、風呂、トイレという間取り。
URの資料から逆算すると1965年ごろに建設されたことになる団地。5階建て鉄筋コンクリートの1階。
部屋/団地の特徴
入居前にわかっていた特徴・条件は以下のようなものだった。
- エレベータの有無は棟による。
- 排水管が上から下に部屋の隅を通っている。
- 洗濯機スペースが小さい。
- エアコン用ダクト数は部屋による。
- キッチンはやや小さめ。
- 犬猫禁止。
- ガスレンジと便座は自費で取り付け必要。
- 更新料が必要ない。
- 都市ガス。
棟によっては後付けのエレベータがある。階段の踊り場に接続したエレベータの乗降口は、2階と3階の間、4階と5階の間にある。エレベータ取り付けの提案時に1階から5階までの世帯(同じ階段を利用している10世帯)全員が賛成したところだけに取り付けられたそうだ。エレベータ新設により家賃が上がることを嫌がって当時は反対する世帯もあったらしい。
困ったこと
洋室の床のふわふわ感(沈み込み)
洋間とキッチンの床がソフトフローリングと呼ばれる柔らかいフローリングが使われている。
ソフトフローリングについては以下に説明がある。
URの古い賃貸のリフォームではよく使われているらしい。歩くと足元が沈むような違和感がある。
これに関しては自費で床に対策。
洋室の床の傾き
床が傾斜している。傾いている感じがしたので、水平器を置いてみるとちょっと傾きがあった。
入居後に気が付いたので管理事務所で相談したところリフォームなどを請け負う日本総合住生活(JS)の方が確認しに来られた。部屋のリフォームの際には基準面を決めて水平になるようにしているとのこと。自分が入居している部屋は基準内。
おそらく、ソフトフローリングで床が柔らかいので冷蔵庫や食器棚のような大型家具を置くと支えきれずに傾斜してしまうのでは、と推測している。
耐震器具が使いづらい
天井が固くない。クッションのようなものが古い天井を覆うように貼られているのでつっぱり棒などは使えない。
壁紙は耐震器具がくっつきにくい素材。釘やアンカーは打ち込みたくないので、耐震対策は家具の下に耐震ゲルや板状のものを入れるなどした。
塗装がはがれる
柱などのペンキがはがれる。柱の塗装は上塗りが何度もされているため、表層部分がはがれやすい。はがれると下にある古い塗装が現れるが柱の木の部分が見えることはない。困るのは細かい白い破片が床に落ちて張り付くこと。張り付くと取れにくい。入居後しばらくは時々はがれた。
鴨居や出入り口が低い
住み始めて半年以上たっても、時々頭をあちこちにぶつけてしまう。身長175cmでも部屋の入り口や換気扇カバー、食器棚の扉など、ふとした拍子にぶつかってしまう。これが180cmだと住むのはつらいだろうな、と思う。昔の人(とは言っても数十年前なのだが)は体格が小さかったのだなあ、と感じる。これから年を取って徐々に身長が縮んでいくとちょうどよくなるかも。
良かったこと
収納スペースが多い
各部屋に押し入れや天袋が昔のまま残っているので(内部の板などは交換されている)便利。リフォームによってはウォークインクローゼットに改造されているらしい。
敷地が広い
部屋は狭いのだが、団地の敷地は広々している。昔はこんなにゆったりと作っていたのだなあ、と感心した。この団地もあと10年もすれば取り壊して高層賃貸を建設して高額な家賃になるのだろうか。
(田舎ということもあって)建物の間の風通しがよく涼しい。木陰を作る樹木や生垣、植え込みが多い。この裏返しとして虫が多い。入居してしばらくするとゴキブリがときどき現れる。(地面に近い1階の部屋だから、ということもあるだろう)
ゴキブリ対策については以下のような対策をした。
植え込みなどの手入れはJSリリーフというグループ企業に委託され、ほぼ毎日のように草取りなどがどこかしらで行われている。
公園(プレイロット)、駐輪場、駐車場が敷地内にある。年配の方が多いせいか駐車場は空きがあり、2台目でも応募できる。
管理センターが近い
敷地内に管理センターがある(水曜と日曜は休み)。事務所には住人の方がパートで常駐しているので、引っ越し前後には何度か相談しに行った。わからないことはURへの問い合わせをお願いできたりするので管理人のいないアパートよりも便利。
インターネットキャリアの選択肢がそろっている
いまどき当たり前なのだが。インターネット接続はNTT、 KDDI、ケーブルTV(J:COM)から選択できる。
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