6年ほど前、ブルーレイレコーダが故障した。ハードディスクの異常らしく、最初期化を行っても治らずそのまま廃棄した。
ハードディスクは定期的に壊れる部品である。ということは、ハードディスクを持つレコーダという製品は数年おきに買い替えるのは宿命のようなもの。
三万円程度で買って三年使うとして単純に割ると1か月千円程度の出費になる。大きな金額ではないけれど面倒だなあ、と思ったら録画やめようか、と思いついた。
「見る」ことが負担に
壊れた当時は家族で1台のレコーダを使って思い思いに録画していた。気になるものを各人が録画してかなりの時間を録画したコンテンツの「消化」にあてていたような気がする。録る、見る、消す、の繰り返しのタイムシフト生活。大事なものはBDに焼いて残す。
「見る」行為は他のことをしながら「ながら」視聴が難しいので確実に時間がとられる。そのころは録画したものを時間的に見切れない状態だった。
録画しないということ
放送コンテンツに関しては「時間の合わないものは見ない」「見たいものはその時間に帰宅してテレビの前にいればいい」と考えて、見れなかったものは「縁がなかった」とあきらめようと決めた。
代替手段はいろいろある
そもそも、録画をしなくても見ることができる番組は多い。
再放送を見る以外にも、
- ストリーミングによる見逃し、聞き逃しに対する有料、無料のサービス
- AbemaTVなど無料ストリーミングサービス
- Netflix, amazon prime, Huluなど有料オンデマンドサービス
- ストリーミング以外の有料放送(BSとケーブルテレビ)
など、今では動画コンテンツにアクセスする手段は沢山ある。今後もいろいろなサービスが開始される可能性もある。これらのサービスで地上波のコンテンツが全部カバーできるわけではないが、自分が見たいもののうち8割ぐらいはカバーできている印象だ。
再生プレーヤーを買う
録画はしないのだがDVD/BDの商品を購入して見ることがあるので、再生専用のプレーヤを購入した。
購入したのはポータブルのブルーレイ DVD プレーヤ。これは家族が見たい時に見たいところで見ることを考えて選んだ製品だ。この製品を選んだ理由はモーター音が小さいこと。(これを書いている2019年の時点では同社では生産終了して販売されていない。)
しかし、大きな画面で見たいからプレーヤからHDMI出力をTVに入力して使うというケースがほとんどだった。高価なポータブルは必要なく据え置きでディプレイに接続できるものがあったほうが良かったと思う。今(2019年1月)はUltra BD対応でも25000円弱とまだ高いが、これはもっと価格がこなれてくるのではないかと予想する。
レコーダがなくなって良かったこと
TVが消えている時間が少し長くなった。録画したコンテンツを眺めて長時間過ごしていたんだな、と思う。
また、レコーダがなくなってオーディオラック周辺の温度が下がった。待機中に放熱しているとは思っていたが、こんなにはっきりわかるほどだったとは。
不便なことは
見たくてもどうしても見ることができない番組がある。
ときどき翌日が休みの日などに深夜TVを見ると新鮮な感じがすることも。
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