トランス脂肪酸の低減に取り組んでいます

しばらく前からセブンイレブンの店内に「トランス脂肪酸の低減に取り組んでいます」という掲示が出ている。セブンイレブンのウェブサイトではこれに関するページが掲載されている。

トランス脂肪酸の低減
過度な摂取には注意が必要な「トランス脂肪酸」。日本には、トランス脂肪酸の表示義務や上限値の設定はありませんが、セブン‐イレブンでは自主的に油脂を加工する過程で生成されるトランス脂肪酸を低減するよう努力しています。

トランス脂肪酸の影響

トランス脂肪酸の悪影響については、ダイヤモンドオンラインの記事にマーガリンやコーヒーフレッシュはなぜ体に悪いのかがある。この記事の中では根拠となる論文を引用し、

これを摂取し続けるすると−−体の中でどうなるかは割愛しますが−−動脈硬化のリスクが進み、心臓病のリスクが高くなります

と説明されている。

パンにはトランス脂肪酸が含まれている

パンの材料であるマーガリンとショートニングにトランス脂肪酸が含まれる。材料の改善でトランス脂肪酸は減ってきていて、上記のページによれば、たとえばメロンパン100gに含まれるトランス脂肪酸の量は2008年に0.18gだったものが0.09gになっている。

製パン企業はウェブサイトにトランス脂肪酸の量を掲示したり、パッケージに印刷するなどの取り組みをしている。たとえば、パスコの栄養成分表 | Pascoを見ると、4枚切りの1枚に0.1g含まれている。

マーガリンの売り上げは他国でも落ちている

マーガリンの売り上げがイギリスでも落ちている。

このBBCのニュース映像(2017年4月6日)ではユニリーバがマーガリン事業の先行きを考慮の上で売却を検討とのこと。マーガリンの売り上げが減っている理由は健康への悪影響の不安や朝食でパンにマーガリンを塗って食べる人の減少、糖質制限によるパン食の減少。

トランス脂肪酸0グラムのパン

最近買ったフジパンの食パンのパッケージにはトランス脂肪酸0g(正確には100gあたり0.3g未満)との文字があった。

フジパンのパッケージ

トランス脂肪酸0gの文字。

総合スーパーのイオンでもトランス脂肪酸フリーな食パンが発売されていたので購入してみた。ラベルを見るとマーガリンとショートニングを使っていない。これだと確かにトランス脂肪酸フリーになる。

イオンのパン

イオンのフリーフロムのパン

食感は今まで食べた食パンよりもさくさくしている。

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